お城訪問

オッサンがお城を見てはしゃぐブログ

  • 2023/4/23 デザイン変更(テーマ「Minimalism」)
  • 2024/4/14「83.府内城」(2019/5/11訪問)の記事をアップ

10.名古屋城

名古屋城に行ってきました。

日本100名城(No.44)に選ばれた、愛知県名古屋市にあるお城です。

 

※プライバシーに配慮し、一部写真を加工して掲載しています。あしからず。

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 石碑に「元離宮」とあるとおり、明治期以降に離宮の時期があったようです。

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こちらが正門です。かつて建っていた榎多門が地震で倒壊後、江戸城から蓮池門が移築されたそうです。現在見える正門は戦災で焼失した蓮池門を復元したもので、もともと名古屋城に存在した榎多門の姿とは異なるようです。ややこしいですね。

 

正門からスタートしたように始めましたが、実は今回帰りに訪れたのが正門で、スタート地点は別のところです。

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改めて今回のスタート、地下鉄市役所駅です。出入口が高麗門風で素敵です。

ここから、二之丸を目指します。

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写真右が、二之丸石垣です。堀は水堀ではなく、空堀になっています。

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二之丸に入ります。石垣の間が、二之丸東二之門(東鉄門)跡です。

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二之丸北にある、南蛮たたき鉄砲狭間、だそうです。えらく低い塀ですが、当時はもっと高さがあったのでしょうか。

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埋御門跡、だそうです。埋門が何なのか、この時は全然分かっていません。

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石碑を松が抱いてるように見える、と言われれば本当にそう見えてしまう不思議。

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二之丸から隅櫓と、向こうにちらりと天守の頭が見えてきました。

 

本丸へ向かいます。

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本丸の東南隅櫓が間近に見えてきます。本丸の南面も、空堀です。

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天守の石垣普請は、加藤清正公が担当したそうです。ただでさえ重い石の上にこのようにして乗られたら、家来は内心「降りろよ…」とか思ってしまうかも?

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写真右が大手馬出の東面石垣…だと思います。ここも空堀

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本丸入口、表二之門まで来ましたが…このあたりでようやく、スケール感がおかしいと感じてきます。

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本丸石垣が、とても、長いです。なんだこの長さ。

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空堀の底には鹿がいました。もうわけがわかりません。

 

入口でそのメガスケールにビビりつつも、本丸へ入ります。

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本丸表一之門跡です。ここにはお城のスケールが体感できる本当に見事な枡形虎口が…あったんですが…ありませんね、写真。

 

大手馬出の先にある表門に対し、搦手馬出の先には東門があります。

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こちらが本丸東門の桝形です。枡形も巨大ですが、石垣にもなにやらとんでもなく巨大な石があります。

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清正石です。搦手枡形の担当は黒田長政公のはずなのに、知名度ゆえか清正石と名付けられた巨石。長政公がかわいそう?

それにしても巨石です。でかい。めちゃめちゃでかい。

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ペットボトルと大きさ比較。

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NINJAと大きさ比較。

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こちら本丸東二之門のあった場所に移築された、旧二之丸東二之門です。うーん、ややこしい。

 

いよいよ、復元された本丸御殿へ向かいます。

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これは…でかい!そしてキレイ!ぴっかぴかです。

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御殿の入口、車寄です。唐破風屋根がカッコイイ!

ただしここからは入れません。右手奥に、別の入口が用意されています。

 

それでは、中に入っていきます。

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金ピカな虎の絵に出迎えられます。ゴージャス!

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出来たばかりでどこもかしこもぴかぴかです。正式な謁見の場であったといわれる表書院・上段之間は部屋の作りも高くなった格天井もとびきり豪華。

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この時はまだ、全面公開されていませんでした。

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こちら対面所の上段之間もめっちゃゴージャスです。二重に折り上げられた黒漆塗の格天井がスゴイ。

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こちら下御膳所では料理の配膳などをしていたそうで、囲炉裏がありました。

たくさん撮影しているのは良いのですが、どれも構図がイマイチだし、説明とセットで撮っていないので後から見返した時にどこが何だか非常に分かりにくいですね…反省だらけです。

 

本丸御殿の次は、天守です。

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でか!でっっっっっか!!!

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なんでしょうかこのハイパーメガトンジャンボスケールは。これまで見てきたお城と規模が違いすぎてクラクラします。

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メガ天守…じゃなくて大天守には、こちらの小天守から入ります。小天守がすでに大天守なんですけど。

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天守から、橋台を渡って大天守に入ります。橋台から見上げる大天守の迫力がまたすごい!

天守内部には、様々な展示品がありました。

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さっそく金鯱がお出迎え。井戸もあります。

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城郭模型です。本丸御殿が復元されたことで、本丸内はかなり当時の姿に近付いたように思います。

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名古屋城も、空襲で失われた天守のひとつです。炎上する写真に、胸が痛みます。

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焼失を免れた、本丸御殿の障壁画です。よくぞ、残っていてくれました。

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まるまるした虎の絵がなんともユーモラス。

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色んな兜があるもんですね。鯱はとっても名古屋っぽい。

銅に文字が刻まれているのも、インパクト大、です。

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女乗物はゴージャス、男乗物は質素、だったそうです。

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祝膳の復元。今見ても豪華です。

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展示品の写真は多いのに、城郭の写真が少ないんですよね…。

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天守の中央にはこのように螺旋状の階段がありました。ぐるぐる。

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天守最上階からの眺望です。本丸御殿のぴかぴか感が目立ちます。

 

天守を下ります。

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本丸の北にある不明門です。ここから本丸を出ます。

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不明門は、天守とはこういう位置関係です。

 

不明門から本丸を出たところが、御深井丸です。

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御深井丸に展示されている石棺式石室です。何故、名古屋城島根県産古墳の石室があるのでしょうか…まさか転用石だったなんてことはないですよね。

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こちらは御深井丸の西北隅櫓で、全国的にも貴重な現存三重櫓です。

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石垣の刻名は、見逃しました…というか、まさか見えるなんて思ってもみなかった。

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天守台石垣の美しさに吸い込まれそうになります。

石垣の写真がまだまだ少ないことには不満でいっぱいですが。

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大小天守間の橋台をよく見ると…。

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剣塀です。NINJAもこれで撃退?

 

締めは、天守です。

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GW以降天守内に入れなくなると聞き、慌てて駆け付けたこの度の訪問でしたが、名古屋城という破格の城郭を堪能できました。

空襲で焼失する前の姿に木造復元された天守…見てみたい!というのが、正直なところです。

 

素敵なお城でした。ありがとう。

9.明石城

明石城に行ってきました。

日本100名城(No.58)に選ばれた、兵庫県明石市にあるお城です。

 

※プライバシーに配慮し、一部写真を加工して掲載しています。あしからず。

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まずは城下に残る、貴重な長屋門です。

 

 ぐるっと遠回りをして、北の方から城内へ入ります。

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中心部から離れた所で見つけた石垣です。北の丸南東部あたりの仕切門跡でしょうか。

どこか幻想的で、遺跡感の強い写真になっています。

 

お城の中心部を目指します。

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東の丸の東、帯曲輪の東にそびえる石垣と、雁木(石段)です。

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東の丸東南隅の石垣です。当時は櫓が建っていたのでしょうか。

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二の丸の南虎口付近から、二の丸石垣を見上げます。

この時あたりから石垣のみの写真が増えてきて、石垣をオカズに白飯食えるぐらいにはなってきた、のかもしれません。

 

本丸に入ります。

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明石城の現存建造物であり、全国的にも貴重な現存三重櫓である、巽櫓です。

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向こうに天文科学館と、明石海峡大橋まで見えます。明石の顔が詰まった写真、といえるかもしれません。

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巽櫓から西を見れば、向こうにも三重櫓。

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こちらは坤櫓。そう、明石城には貴重な現存三重櫓がふたつもあるんです。

天守が建てられなかった明石城では、この坤櫓が天守代用の役割を果たしていたようです。

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天守のなかった明石城ですが、坤櫓のすぐ北には、とても立派な天守台があります。

…それにしても、我ながら下手な写真だと反省しきりです。もうちょっとこう、石垣の端を写すなどして天守台と分かるような撮影の仕方があったでしょうに。

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天守台から坤櫓を見ます。下半分は、木に邪魔されています。

 

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本丸を下り、稲荷曲輪の南虎口付近から坤櫓を見上げます。

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櫓の下の石垣の反り、はるか向こうまで伸びる石垣、ああ、良いですね。

 

ここまでの写真を振り返ると、角度が微妙だったり、屋根の端が切れていたりと、撮影技術がまだまだ未熟だなあと感じます。

 

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駅からもよく見えるふたつの現存三重櫓は、向きが90度違ったり、破風など細部の意匠が異なったりと、似ているようでけっこう違うのが、また素敵だと思います。

 

素敵なお城でした。ありがとう。

3-2.彦根城

彦根城に行ってきました。

現存12天守のひとつで、日本100名城(No.50)に選ばれた、滋賀県彦根市にあるお城です。

 

※プライバシーに配慮し、一部写真を加工して掲載しています。あしからず。

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彦根駅前に立つ、彦根藩初代藩主・井伊直政公の騎馬像です。超ツノの長い兜が特徴的です。

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護国神社前まで歩いてきました。かつて彦根城の外堀があった所です。

 

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中堀沿いを歩くと見えてくるのが、現存建造物のひとつ、二の丸佐和口多聞櫓です。

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道路の奥で石垣が曲げられ、枡形虎口を形成しています。かつては右へ曲がった所に櫓門があったようです。虎口の右手に伸びる多聞櫓は、昭和期に再建された「開国記念館」です。

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開国記念館のおかげで、素晴らしい景観です。見事な石垣と多聞櫓、大きなお堀に心奪われます。

心奪われすぎて、貴重な現存建造物である馬屋や表御門跡、博物館として復元された表御殿などを一切スルーしてしまっており、痛恨の極みです。

 

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表門跡付近から内堀を見ます。直政公のようなSAMURAIがいましたが、斬りかかられず安心しました。

 

表門跡を過ぎ、坂を上ると、廊下橋が見えてきます。

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何度見てもこの廊下橋と天秤櫓は美しいです。彦根城で最も印象深いポイントかもしれません。

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天秤櫓の左右で石垣の積み方が全然違うのが、この時はっきりと分かりました。石垣への興味がますます深まります。

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桜がとても綺麗でした。

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太鼓門の廊下で前回手を振っていた「ひこにゃん」は、今回はいませんでした。

 

太鼓門をくぐるとすぐ、天守が見えます。

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春休み期間ということもあってか、天守は60分待ちだったので、入るのは諦めました。

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角度によって様々な表情を見せてくれる天守は、実に愛嬌があります。

 

西の丸へ向かいます。

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全国的にも貴重な現存三重櫓のひとつ、西の丸三重櫓です。

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西の丸三重櫓は内部を見学でき、最上階からの景色を楽しめました。

 

水手御門跡から、坂を下ります。

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2017年の台風の影響で漆喰が剥がれたといわれる天守多聞櫓。この時はまだ痛ましい姿のままでした。

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石垣と道の間には、溝が設けられています。

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門跡の石垣が綺麗に残っています。人と比べると、石垣の高さが分かります。

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坂の途中で見られる石垣は、大変素晴らしいものです。

 

坂を下りきり、黒門橋を渡ります。

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内堀の向こう、土塁の基底部だけに石垣が築かれているのが見えます。腰巻石垣と呼ぶそうです。

 

楽々園へ向かいます。

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楽々園は正式には槻御殿と呼ぶらしく、藩主の下屋敷(別邸)だったそうです。

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立派な書院です。

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玄関も立派。

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奥の方の建物は、少々趣が異なるように見えます。

一部建物は、修理工事中でした。

楽々園の隣が、玄宮園です。

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槻御殿に伴う庭園として造られたのが玄宮園だそうです。

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玄宮園からは、天守がよく見えました。

 

まだまだ城郭的にも石垣的にもその魅力を十分に堪能できていない気がするので、是非ともまた訪れたい気持ちでいっぱいです。

 

素敵なお城でした。ありがとう。

8.和歌山城

和歌山城に行ってきました。

日本100名城(No.62)に選ばれた、和歌山県和歌山市にあるお城です。

 

※プライバシーに配慮し、一部写真を加工して掲載しています。あしからず。

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JR和歌山駅から10分ほど歩くと、大きなお堀の向こうに天守が見えてきます。

とても堀幅の広い、東堀です。

 

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東堀の道を挟んで南側にある岡公園は、和歌山城石切場だったそうです。今も、このように大きな露頭が見られます。

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岡公園には、武家屋敷の長屋門が移築現存しています。

それでは、城内へ向かいます。

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岡口門の手前にある案内図です。この時ぐらいから現存建造物を予習したり、お城の構造を少しずつ学んでいったように思います。

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貴重な現存門のひとつ、岡口門です。築城時はこちらが大手門だったそうで、重厚な作りです。ここから城内へ入っていきます。

 

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いきなりの高石垣に圧倒されます。松の丸の角櫓台です。これは…素晴らしい!

石垣好きへの本格的な覚醒の瞬間だったかもしれません。

 

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松の丸の南側が南の丸で、現在は動物園になっています。南の丸からも、天守が見えます。

 

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表坂を上ります。先ほどの高石垣が、坂の上に見えています。

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坂の上からだと、岡口門がもうずいぶん遠くに見えます。桜は七分咲きといったところでしょうか。

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松の丸を西へ歩きます。

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途中、「七福の庭」がありました。もとは本丸御殿の中庭にあったものを、御殿跡地への給水場設置に伴い移設されたそうです。

 

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松の丸を過ぎ、本丸表門跡付近です。天守がだいぶ近くなってきて…木が邪魔です。

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さらに石段を上ると、いよいよ天守が目前に迫ってきます。

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きました!

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天守から連なる建物により、門と櫓が連結されています。

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江戸期の天守は空襲で焼失してしまい、昭和期にRC造で外観復元されたそうです。

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天守に連なる楠門と、二之御門櫓です。のぼりを見ると、和歌山城天守は再建60年を迎えたようです。

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楠門から、天守の中へ入ります。

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楠門の中は、天守から連なる建物に四方を囲われた空間になっています。写真左奥は、乾櫓です。

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御台所と、右が小天守です。

和歌山城天守と小天守、櫓が多門で連結された連立式天守で、こういう構造の天守もあるのかといたく感心した覚えがあります。(姫路城も同じ構造であることをこの時は理解していませんでした)

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間近から見る大天守です。

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天守から、連立天守の建物内へ入ります。

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窓越しに、連立式天守の建物を見ます。

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再建時に博物館的な展示スペースを想定していたのか、内装はモダンな雰囲気でした。

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天守の最上階にある、城郭模型です。当時のお城の様子を知り、今の遺構と比較して理解を深めるためには非常に重要な展示だと思います。

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日本百名城の認定証です。

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天守の最上階から見下ろすと、連立式天守の構造がよく分かります。

 

天守以外にも見所満載の和歌山城ですが、中でも個性的なのがこの御橋廊下です。

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高低差のある西の丸と二の丸をつなぐこの御橋廊下、屋根付きでしかも傾斜があるという構造は全国的にも非常に珍しいのだとか。

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こちらは西之丸庭園です。

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西之丸庭園内にある鳶魚閣と、御橋廊下です。

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御橋廊下は無料で渡ることができます。

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平成の復元なのでまだ新しく、ぴかぴかです。床板は滑らないよう、段がついています。

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御橋廊下の窓からは、天守が見えます。

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西の丸から御橋廊下を渡った先が、二の丸です。かつては大奥を有する二の丸御殿があり、明治期に御殿は大坂城へ移築されましたが、失火により焼失してしまったようです。

 

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貴重な現存門のひとつ、追廻門。赤色が美しいです。

 

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一の橋と大手門です。

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大手門付近の枝垂桜が綺麗でした。

 

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石垣の写真が少ないことに物足りなさを感じます。

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締めは、本丸御殿跡から撮った天守です。

 

素敵なお城でした。ありがとう。

7.松江城

松江城に行ってきました。

現存12天守のひとつで、日本100名城(No.64)に選ばれた、島根県松江市にあるお城です。

 

※プライバシーに配慮し、一部写真を加工して掲載しています。あしからず。

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 松江しんじ湖温泉駅からお城方面に向かって歩いたところ、搦手口の南に架けられた亀田橋にたどり着きました。当時ここに橋は無かったようです。お堀に浮かぶ遊覧船がとっても風流。

 

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 橋を渡り東へ歩くと、右手に立派な石垣が現れます。本丸北面の石垣でしょうか。

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案内に従って進むと、木々の向こうにそびえる天守と、厳重な虎口が行く手を阻みます。水の手口です。

この時は石垣の知識など皆無ですが、「なんかすごいな…」と漠然と感じて撮影していたように思います。石垣に目覚めたきっかけかもしれません。

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北ノ門から本丸へ入ります。

 

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本丸北西にある、乾櫓跡です。角度を変えて撮影しているものの、あまり違いが出せておらず残念な写真です。

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本丸西側にある、鉄砲櫓跡です。

 

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あれが天守…カッコイイ! 黒っぽい色合いがとっても渋いです。

 

先に、二の丸へ行きます。

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二の丸上の段に復元された3つの櫓、南櫓・中櫓・太鼓櫓です。復元櫓全てを撮影したのは偉いですが、屋根の端が切れているなど、写真には不満が残ります。

天守以外にも建造物があると、お城っぽさが増して良い感じです。

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二ノ門跡です。大きな門礎石が見えます。

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一ノ門跡です。写真左奥に門とそれに連なる多聞櫓が見えますが、当時の一ノ門は標柱のあたりに建っていたようで、当時とは異なる形態で再建されているようです。

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一ノ門跡手前から、二の丸上の段を見ます。

 

再度、本丸へ入ります。 

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おや、城主様と側近でしょうか。観光客や女子高生との写真撮影にも気軽に応じておられました。寛大。そしてこの時は単に城主様を撮影したのですが、図らずも排水溝?の工事の様子が写っております。

 

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近づくとその威容に圧倒されつつも、付櫓から天守の中へ入ります。

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付櫓へ入ってすぐに、下駄箱が用意されていました。下駄箱上の板張りは、石打棚のようです。狭間もたくさん見えます。

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こちらは、下駄箱に入りきらない靴の置き場でしょうか。ここの壁にも多くの狭間。

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城……なんて書いてあるか読めません。

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地階南面にある石打棚です。この空間は何だろうと疑問に思って撮影したような記憶があります。

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国宝指定の決定打となった祈祷札は地階にあったようです…が、この時は意味も分からず撮影しているようです。

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天守地階は塩蔵として使用されていたようです。今思えばとても貴重な品々がゴロゴロと無造作に並べられているみたいです。

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もともと天守に載っていた鯱です。これも貴重!

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天守内に井戸が現存しているのは松江城のみ、だそうです。

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展示品の搬出作業中とのことで、一部見られないエリアがありました。

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二階です。建物内部の撮影をほとんどしていないのが残念です。

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最上階には、縄張図があります。

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2015年に国宝指定された松江城。国宝指定書が展示されていました。

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天守最上階からの眺めです。宍道湖に浮かぶ嫁ヶ島がはっきり見えました。

本丸南東(武具櫓付近?)でも、何やら工事が行われているようです。

 

天守を出てからもあちこちうろうろと撮影して回るのですが、いかんせん城郭構造というものへの理解がなく、写真も断片的で、二の丸下の段や大手門跡などは訪れてもいなかったことに愕然とします。本当にもったいない。

 

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 ギリギリ井戸跡の標柱は、なんだか怖いです。

 

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復元された北惣門橋です。

 

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帰り道に振り返ると、松江大橋からでも天守の姿はしっかり確認できました。

 

締めは、天守です。

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本当に素晴らしい天守で、撮影後しばらく見とれていた記憶があります。お城にハマった決定打はこの松江城訪問で間違いないでしょう。

 

素敵なお城でした。ありがとう。

6.伊賀上野城

伊賀上野城に行ってきました。

日本100名城(No.47)に選ばれた、三重県伊賀市にあるお城です。

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上野市駅からお城に向かって歩くと、車も通り抜けられる大きな門と、白鳳門という立て札が見えます。模擬門と思われますが、お城の玄関としての雰囲気は出ています。

 

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白鳳門から少し歩くと上野公園に入り、大きな城跡碑が立っています。

 

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この天守は昭和期に木造で建てられたそうです。江戸初期に建造中の天守が倒壊してからは、江戸時代中ここに天守は再建されなかったのだとか。

 

天守内には数多くの展示品がありました。

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江戸時代の品物がこれだけ残っているものなのかと非常に感心し、写真を撮りまくった記憶があります。

 

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格天井いっぱいにはめ込まれた色紙は、著名な画家・書家のものだそうです。

 

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天守から小天守を見ます。四角い窓と破風が顔のように見えてしまいます。

 

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大阪城と並び日本一といわれる高石垣、と聞いても「へえ、そうなんだ」程度の感想しか抱かず、写真もたったの2枚しか撮影しなかったこの時の自分に説教したくて仕方ありません。この見事な石垣を、また今度心ゆくまで堪能し撮影しまくりたい気持ちでいっぱいです。

 

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素敵なお城でした。ありがとう。

5.高松城

高松城に行ってきました。

日本100名城(No.77)に選ばれた、香川県高松市にあるお城です。

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三が日は無料開放されていました。

 

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北の丸にある月見櫓は、全国でも貴重な現存三重櫓です。

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月見櫓の中に入ることができました。

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月見櫓から三の丸を望みます。すぐ下には水手御門の屋根と渡櫓が、奥には大正時代に御殿跡地へ建てられた披雲閣が見えます。

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月見櫓に連なる水手御門と渡櫓です。水手御門は、海に向かって開いていた門では唯一の現存という貴重なものだそうです。

お堀でタイが泳いでいたのにはびっくりしました。さすが海城。

 

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この屋根付きの鞘橋を渡ると本丸です。

 

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解体修理が行われ、2013年に公開が再開された天守台です。

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天守台の地下部分には、天守礎石が見えます。

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天守台から二の丸を望みます。先ほど渡った鞘橋横の石垣付近で、何か工事をしているようです。

 

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明治時代に破却されたという天守。海城に浮かぶその壮大な姿をまた現実に見てみたいと、どうしても願わずにはいられません。

 

素敵なお城でした。ありがとう。

4.犬山城

犬山城に行ってきました。

現存12天守のひとつで、日本100名城(No.43)に選ばれた、愛知県犬山市にあるお城です。

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犬山駅から天守が見えます。 ここから歩いて城下町を抜け、天守を目指します。

 

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天守入口です。休日ということもあり、多くの観光客が訪れていました。

 

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天守最上階からの眺めはまさに殿様気分でした。

 

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天守内には国宝指定書があります。

 

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同じく天守内に掲示されている、現存12天守の写真です。この時はまだ現存天守に関する知識がありませんでしたが、姫路城・彦根城と今回の犬山城現存天守3城を訪れたことになります。

 

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天守と同じくらいの高さだったという大杉様。枯れてなお、御神木の存在感がありました。

 

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入場時にもらった飴が当たっていた(金色のシール付き)ようで、管理事務所に持って行ったら景品をもらえました。説明にもありますが、成瀬家拝領400年を記念したプレゼントだそうです。

 

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何故、付櫓の写真を撮っていたのか思い出せませんが、きっと何か感じ入るものがあったのでしょう。お城への関心が次第に増していったことの証跡かもしれません。

それにしても美しい野面積の石垣です。これだけしか写真が無いことが悔やまれます。

 

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あまりにも城郭・石垣の写真が少なすぎるので、また是非訪問したいと思いました。

 

素敵なお城でした。ありがとう。

3.彦根城

彦根城に行ってきました。

現存12天守のひとつで、日本100名城(No.50)に選ばれた、滋賀県彦根市にあるお城です。

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中堀越しに見る佐和口多聞櫓、天秤櫓、そして天守と、現存建造物を1枚に収めています。現代の建築物が写っていないので当時のお城感が出ており、お城の知識もこだわりも無かった自分が撮ったとは思えないほど、我ながらナイスショットです。

 

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お城の知識がほとんど無かったこの時でも、廊下橋から天秤櫓へと続く独特の構造は非常に印象的でした。

 

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太鼓門の廊下にはちょうど「ひこにゃん」がいました。大人気。

 

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天守については、この時は「案外小さいんだな」という程度の感想でしたが、改めて見ると、多くの破風と火灯窓が個性的でとても美しい造形です。

この彦根城への訪問が、お城にのめり込む最初のきっかけだったのかもしれません。

 

素敵なお城でした。ありがとう。

2.姫路城

姫路城に行ってきました。

現存12天守のひとつで、日本100名城(No.59)に選ばれた、兵庫県姫路市にあるお城です。

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いわゆる「平成の大修理」中に大天守を覆っていた素屋根施設「天空の白鷺」です。工事期間中は天守の姿が見えない残念さがあったものの、天守が元通り見えるようになってからは、この写真がとても貴重に思えてきます。

 

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外のこの高さから間近に見る大天守の屋根というのも工事が終わってみれば大変貴重で、もっと写真を撮っておくんだったと今さら後悔してしまいます。