彦根城に行ってきました。
現存12天守のひとつで、日本100名城(No.50)に選ばれた、滋賀県彦根市にあるお城です。
※プライバシーに配慮し、一部写真を加工して掲載しています。あしからず。
彦根駅前に立つ、彦根藩初代藩主・井伊直政公の騎馬像です。超ツノの長い兜が特徴的です。
護国神社前まで歩いてきました。かつて彦根城の外堀があった所です。
中堀沿いを歩くと見えてくるのが、現存建造物のひとつ、二の丸佐和口多聞櫓です。
道路の奥で石垣が曲げられ、枡形虎口を形成しています。かつては右へ曲がった所に櫓門があったようです。虎口の右手に伸びる多聞櫓は、昭和期に再建された「開国記念館」です。
開国記念館のおかげで、素晴らしい景観です。見事な石垣と多聞櫓、大きなお堀に心奪われます。
心奪われすぎて、貴重な現存建造物である馬屋や表御門跡、博物館として復元された表御殿などを一切スルーしてしまっており、痛恨の極みです。
表門跡付近から内堀を見ます。直政公のようなSAMURAIがいましたが、斬りかかられず安心しました。
表門跡を過ぎ、坂を上ると、廊下橋が見えてきます。
何度見てもこの廊下橋と天秤櫓は美しいです。彦根城で最も印象深いポイントかもしれません。
天秤櫓の左右で石垣の積み方が全然違うのが、この時はっきりと分かりました。石垣への興味がますます深まります。
桜がとても綺麗でした。
太鼓門の廊下で前回手を振っていた「ひこにゃん」は、今回はいませんでした。
太鼓門をくぐるとすぐ、天守が見えます。
春休み期間ということもあってか、天守は60分待ちだったので、入るのは諦めました。
角度によって様々な表情を見せてくれる天守は、実に愛嬌があります。
西の丸へ向かいます。
全国的にも貴重な現存三重櫓のひとつ、西の丸三重櫓です。
西の丸三重櫓は内部を見学でき、最上階からの景色を楽しめました。
水手御門跡から、坂を下ります。
2017年の台風の影響で漆喰が剥がれたといわれる天守多聞櫓。この時はまだ痛ましい姿のままでした。
石垣と道の間には、溝が設けられています。
門跡の石垣が綺麗に残っています。人と比べると、石垣の高さが分かります。
坂の途中で見られる石垣は、大変素晴らしいものです。
坂を下りきり、黒門橋を渡ります。
内堀の向こう、土塁の基底部だけに石垣が築かれているのが見えます。腰巻石垣と呼ぶそうです。
楽々園へ向かいます。
楽々園は正式には槻御殿と呼ぶらしく、藩主の下屋敷(別邸)だったそうです。
立派な書院です。
玄関も立派。
奥の方の建物は、少々趣が異なるように見えます。
一部建物は、修理工事中でした。
楽々園の隣が、玄宮園です。
槻御殿に伴う庭園として造られたのが玄宮園だそうです。
まだまだ城郭的にも石垣的にもその魅力を十分に堪能できていない気がするので、是非ともまた訪れたい気持ちでいっぱいです。
素敵なお城でした。ありがとう。