残念ながら現在、地上に見られる遺構は無いようです。
ですが。
某家電量販店創業者からの寄付により、なんと。天守が再建されつつあります。
※プライバシーに配慮し、一部写真を加工して掲載しています。あしからず。
阪神尼崎駅のホームから、石垣と塀の向こうに、何やら工事中の建物が見えます。
拡大すると、瓦葺きの屋根が頭を出しているのが分かります。建設中の天守です。
近くまで行ってみます。
天守を建てている場所は、尼崎城址公園の一角です。石垣と塀は、城址公園として整備された時からあるようです。公園内は現在、柵で囲われ、立ち入ることができません。
ちなみにこのあたりは当時、尼崎城の西三の丸北西端で、実際に天守が建っていたのは本丸北東端だったようです。
看板によると、来年3月末には工事が終わる予定のようです。
西側に回り込んでみます。塀からつながる何かが石積みにて建造中です。
城址公園の南にある尼崎市中央図書館です。こちらも石垣と塀に囲われ、城跡っぽさを演出しています。
これくらい近くから見ることができました。基部の石垣や、二重の付櫓が見えます。
中央図書館の天守に近い側に、このような台が設置されています。定点撮影した写真を時系列でつないで建築記録映像を作ろうという企画のようです。
せっかくなので、1枚投稿しておきました。
素敵なお城ができるのを、楽しみにしています。
ありがとう。