栃木県足利市の、足利陣屋に行ってきました。
※プライバシーに配慮し、一部写真を加工して掲載しています。あしからず。

足利駅の西にある、足利商工会議所友愛会館です。もとは足利銀行本店だった建物です。

友愛会館の地階に「足利まち歩きミュージアム」があります。入場無料。

分厚い扉の貸金庫をそのまま展示室としていたり、建物自体も楽しめます。

こちらは、足利学校の復元模型です。


そしてこちらが、まち歩きミュージアムを訪れた目的の「足利戸田藩陣屋屋敷」つまり足利陣屋の推定模型です。

青枠内が模型の復元範囲だとすると、駐車場にある井戸や立札は陣屋の外になりますが……陣屋建物とは別に、藩主の屋敷などが存在したのでしょうか。
友愛会館を出て、現地へ向かいます。


友愛会館から道路をはさんですぐ北、陣屋大門と呼ばれる通りの入口に、碑と説明板が建っています。この通りを北に進むと、陣屋跡です。


味わい深い薬局の前に、陣屋跡の説明があります。一帯の雪輪町という名は藩主・戸田家の馬印が起源と伝わります。
さらに北には、藩主の井戸や、陣屋北東の稲荷社などが残っているようですが、今回は未訪です。

陣屋跡の東にある鑁阿寺の北東に、長屋門のような形状の門があります。

移築された表御門です。友愛会館で見た模型と同じ形……というか、この門をモデルに模型を作成したのかもしれません。陣屋の姿を今に伝える、貴重な現存建造物です。

左に脇戸を備え、門の左側は番所だったのでしょうか。その左側の崩壊が著しく、今後の保存が心配です。左前方の立札は門の説明かもしれませんが、個人宅の敷地にあまり長居するのも憚られるので、未確認です。
周辺を散策します。


陣屋跡の東、鑁阿寺の南参道沿いに「茂右衛門蔵」があります。足利の地に織物を広めた小佐野茂右衛門が建てた江戸期の蔵です。


蔵の中は、自由に見学できます。


蔵の二階にも上がれます。

茂右衛門蔵の南東にある「足利まちなか遊学館」です。入館無料。


足利では織物産業が盛んで、館内には江戸期の機械などが展示されています。


足利まちなか遊学館の西側の道を北へ歩くと、「日本最古の学校」とも言われる足利学校がありますが、陣屋と直接的な関係はないので、軽く触れるにとどめます。
鑁阿寺や足利学校など歴史ある施設を擁する足利の地を江戸期に治めていた足利陣屋。それが存在した証は、消えかけながらも、街中にひっそりと残っています。
またひとつ、お城(陣屋)の痕跡に出会えました。ありがとう。