お城訪問

オッサンがお城を見てはしゃぐブログ

【更新履歴】

25-2.今治城

今治城に行ってきました。

日本100名城(No.79)に選ばれた、愛媛県今治市にあるお城です。

 

※プライバシーに配慮し、一部写真を加工して掲載しています。あしからず。

日本三大水城のひとつに数えられる今治城は、県指定史跡です。

広大な内堀には、海水が引かれています。明治期に建造物が取り壊されましたが、模擬天守はじめ多くの建物が再建されています。左から御金櫓、天守、鉄御門です。

本丸には、明治期から吹揚神社が鎮座しています。今治城の別名は「吹揚城」です。

内堀に架かる長い土橋の先が大手口で、鉄御門と多聞櫓に囲われた枡形があります。右には鉄御門と多聞櫓でつながった武具櫓があり、左奥には天守の頭が見えています。

漆喰塗籠の再建建物が多い城内において多聞櫓は下見板張りです。これは古写真などに基づき、忠実に木造復元されたものです。高麗門と鉄御門からなる枡形でしたが、高麗門は復元されず、道両脇の灰色塗装が高麗門の袖塀石垣位置です。

復元された鉄御門です。その名の通り、扉含む一階門部分が全て鉄板で覆われた厳重な櫓門で、二階櫓部分には突上戸の格子窓と狭間が見えます。

鉄御門の正面二階部分は漆喰塗籠ですが、城外側とそれに続く多聞櫓は下見板張りです。石垣の隅石に、そこで割るのを断念した矢穴が見えます。

屋根瓦には藤堂氏の家紋「藤堂蔦」が見えます。

枡形正面には鏡石として城内最大の「勘兵衛石」が据えられています。枡形正面石垣は明治期に撤去され、鉄御門復元にあたって再構築されました。

今治城の石垣には花崗岩のほか結晶質石灰岩(いわゆる大理石)も使用されており、カラフルな石垣が特徴です。

三の丸に建つ、築城主・藤堂高虎公の像です。

高虎公は模擬天守を、どのような思いで眺めているでしょうか。

高虎「わし、こんなん建てたっけ……?」

 

天守へ入ります。

天守最上階です。屋根に唐破風があります。

最上階からの眺望、一周します。

北西です。こちらは搦手で、内堀に架かる土橋と高麗門、三の丸西隅の山里櫓とそれに接続する櫓門が見えます。右手前は、神社の社務所です。

南西です。本丸北西辺石垣上には多聞櫓が再建されています。天守の位置にかつて建っていた北隅櫓と本丸の西隅櫓・南隅櫓・月見櫓は多聞櫓で連結され、厳重な構えでした。

南です。本丸中央に、吹揚神社が建っています。かつての天守は、本丸中央に建っていたという説もあるようです。

南東です。左手前に見える神社の門より右が本丸、左が二の丸です。中央奥の堀際に月見櫓台が、その左には二の丸南東辺石垣が見えます。

東です。二の丸東隅に建つ御金櫓が見え、櫓から二の丸北東辺石垣上に土塀が延びています。

北東です。奥の土塀と多聞櫓が接続する所から右が二の丸、左が三の丸です。

北です。鉄御門と多聞櫓が枡形を囲んでいます。鉄御門の左、三の丸北隅に建つのが、武具櫓です。高虎公の像も見えます。

武具櫓の左に見える石垣の穴は、海水を引き入れる樋門です。その左奥が、かつての船入です。

 

天守を出ます。

右が天守に接続する付櫓で、中央が付櫓に接続する櫓門です。天守同様にいずれも模擬建造物ですが、本丸出入口の位置は当時もこのあたりだったようです。

二の丸から、天守と櫓門を見ます。なかなかにカッコいいですね……半分以上木に隠れていますが。

三の丸北西石垣上から、武具櫓を見ます。左には狭間を備えた塀が連なっています。

屋根瓦には、藤堂蔦。

配電盤などの設備を塀で囲い、景観への配慮がみられます。そしてここにも藤堂蔦。

二の丸北東石垣上から、鉄御門に連なる多聞櫓を見ます。

反対側には、御金櫓。

史上初の層塔型で、丹波亀山城に移築されたと伝わる当時の天守。昭和五十五年に再建された模擬天守は、かつての層塔型五重天守を意識しつつも破風や出窓を設けずにはいられなかった……そんな時代背景・やるせなさをこのスリムボディから感じてしまいます。

そして模擬天守にも藤堂蔦。江戸初期に城主は藤堂氏から久松松平氏に交代していますが、高虎公推しみたいです。

 

お城を出て、移築門を見に行きます。

四国八十八ヶ所霊場の五十四番、延命寺。こちらに移築門があります。

現在はお寺の山門となっている、かつての城門です。

城門の風格を感じる、立派な薬医門です。

袖塀には蛇の目紋が見えますが、藤堂氏・久松松平氏いずれの家紋とも違うので、お城には無関係かもしれません。

屋根瓦なども、移築の際に改変があったのかもしれません。

扉や柱には、当時の雰囲気が残っている……ように感じます。

 

スタンプラリーは達成できたものの、前回に続いて駆け足の観覧となってしまった今治城。移築門を訪れることができたのは良かったですが、次があるならば、お城とその周辺をじっくり見て回りたいですね。

御城印には、藤堂氏・久松松平氏それぞれの家紋があしらわれています。

日本100名城スタンプラリー、こちらで58城目となります。

 

素敵なお城でした。ありがとう。