兵庫城に行ってきました。兵庫県神戸市にあったお城です。
地下鉄中央市場前駅からすぐの所に、説明板があります。発掘調査時の写真などが掲載された詳細で素晴らしいものです。
説明板が乗っている石垣には、発掘調査で出土した石材が使用されているそうです。模擬石垣だけど、石材は本物。これだけ立派な石ですから、おそらく当時も石垣に利用されていたのでしょう。
説明板にあったとおり、現在城跡の一部には、イオンモールが建っています。
こちらは兵庫運河の説明板を兼ねたキャナルプロムナードの案内板です。それにしても、先ほどの兵庫城説明板といい、この案内板といい、地元歴史の伝達に貢献していますねイオンモール。素敵です。
こちらが説明にあった新川運河です。この運河の開削により、兵庫城の遺構の大半は失われたようですが、一部は前掲説明板のとおりイオンモールの地下に保存されているそうです。
運河にかかる橋のほとりに、にこやかな平清盛像が立っています。説明板によると、兵庫の港発展の礎を築いたのだとか。
イオンモールの対岸にも、運河の説明板があります。
イオンモールの対岸を運河に沿って南下すると、石碑があります。石碑の裏には、兵庫城の説明が書かれています。兵庫城には明治時代、最初の兵庫県庁が置かれたそうです。
石碑の隣には、初代兵庫県庁舎をARで見られるアプリの案内板があります。兵庫城は、見られません。
そしてこちらが石碑の表、兵庫城の城跡碑と、その隣が兵庫城・初代兵庫県庁の説明板です。
運河に沈んだ兵庫城ですが、イオンモールの粋な計らいによりその遺構は保存され、後世までその存在を伝えていけます。こういう城跡の在り方もあるのだなあと、感心させられました。
素敵なお城でした。ありがとう。