福井城に行ってきました。
続日本100名城(No.137)に選ばれた、福井県福井市にあるお城です。
※プライバシーに配慮し、一部写真を加工して掲載しています。あしからず。
縄張り図を見ると、幾重もの堀に囲われた城郭だったことが分かります。本丸石垣と堀以外の遺構は、大半が失われています。
本丸には県庁や県警本部などが建っていますが、お堀や石垣は良く残っています。
本丸の西を、お堀に沿って北へ歩くと…。
お堀と石垣の間に、何やら建物が見えてきます。
屋根付きの御廊下橋です。平成期に復元されたようです。
御廊下橋を渡ると…。
廊下橋より後に復元された、山里口御門です。
御廊下橋を抜けると写真右の石垣があってまっすぐ進めず、左へ曲がると棟門が見え、さらに奥には櫓門があり、二重の枡形構造になっています。
山里口御門の棟門です。
山里口御門の櫓門です。棟門や櫓門は、丸岡城と同様に石瓦葺です。
二階櫓部分から外をのぞくと、二重の枡形構造が分かります。棟門へ攻め入る敵はここから狙い撃ちです。
山里口御門を抜けると、真横に天守台があります。
案内図を見ると、櫓門の高さほどもある石垣があり、さらにその上にも天守台として石垣が積まれているようです。
きっちり方形に加工された石垣にびっくり。こんな石垣もあるのかと、石垣への興味がますます深まった瞬間でした。
天守台の上には、いくつか礎石が残っているように見えます。南北に長い天守台の上には、どのような天守が建っていたのでしょうか。
福井地震で倒壊した控天守台石垣は、そのまま保存されています。
「福の井」はぴかぴかの上屋が付いてとても見栄えが良いのですが…何故に上屋を全部写真に収めていないのでしょうか訪問時の自分は。
本丸内を散策します。
御門の柱跡は、本当にくっきりと残っています。
本丸石垣上から見下ろすと、その高さが怖いほど伝わります。
わずかな復元建物しかなくても、これだけのお堀と石垣が残っていれば城跡として十分に見応えあるなあと感心したのを覚えています。
素敵なお城でした。ありがとう。