松本城に行ってきました。
現存12天守のひとつで、日本100名城(No.29)に選ばれた、長野県松本市にあるお城です。
※プライバシーに配慮し、一部写真を加工して掲載しています。あしからず。
松本駅から歩いて女鳥羽川を越えたあたりにある、大手門枡形跡です。
天守よりはるか南にある大手門跡に、松本城の縄張りはなんと広大なことよ、と訪問時の自分は驚愕したようです。
大手門跡から、しばらく三の丸を北へ歩きます。
外堀を越え、「国宝 松本城」の碑が見えてきます。
よーし、とりあえず天守に…。
ふむ、140分待ちか。って、ひゃくよんじっぷん!?
これには参りました…さすがGWです。
でも次の訪問がいつになるか分からないし、列に並ぶことを決意します。
内堀を越え、本丸へ入ります。
説明板の向こうには…。
堂々とそびえる天守!
北側に渡櫓で連結された乾小天守、南東には辰巳附櫓と月見櫓が附属する連結複合式の天守です。
うーん、美しい。
黒がいいですね、黒が。
天守を眺めてたら、待ち時間は全然苦じゃなかったです。
順番待ち列の近くではこのようにおもてなし隊による演舞があったり、ボランティア(?)によるお城クイズがあったりと、退屈させない工夫をしてくれていました。感謝。
そして120分も待たずに、天守内に入ります。
時間がないので展示も流し見る感じになっちゃってます。
とはいえ、現存天守の床や柱、階段、窓などはなるべく目に焼き付けようとします。
隠しフロアのような天守三階。こういうの、ワクワクします。
階段は説明のとおり、かなり急勾配でした。
ワイヤーが入っているように見えますが…耐震補強でしょうか。
天守最上階には、国宝指定書が見えます。
窓から埋橋が見えます。
天井には、二十六夜神が祀られているようです。
最上階から、下りていきます。
四階は、城主の御座所として使用されたようです。
薄暗い天守内部の写真はピンボケが多く、反省多数、です。
かつてはここから本丸御殿が見えていたことでしょう。
辰巳附櫓には、花頭窓があります。
月見櫓に入ります。
泰平の世に増築されたという月見櫓。開放的な作りです。
月見櫓から、外に出ます。
このように、月見櫓には出入口が設けられており、観覧の際に出口となっています。
間近で見上げ、上層は屋根しか見えないこのアングル、天守の大きさを感じられて好きです。
乾小天守です。
それにしても……実に美しい天守です。写真を振り返ると、天守台石垣もすごく良いですね。
これは本当に、国の宝ですよ。ええ。
復元された黒門一の門・二の門は見事な枡形でした。この門のおかげでようやく、枡形というものを意識できた気がします。
時間が無かったこともあり、二の丸御殿跡や太鼓門などを全く見ることが出来ないままに帰ってしまいました。またいつか。
悠然とお堀に浮かぶその姿に、優雅さと、城郭建築の美をひしひしと感じます。
素敵なお城でした。ありがとう。