お城訪問

オッサンがお城を見てはしゃぐブログ

21.丸亀城

丸亀城に行ってきました。

現存12天守のひとつで、日本100名城(No.78)に選ばれた、香川県丸亀市にあるお城です。

高知城に行ったその日の訪問で、駅に着いたら15時を回っていたため、非常に駆け足となってしまいました。

JR丸亀駅からでも、とんでもなく高い石垣の上にぽつんと天守が建っているのがよく見えます。

縄張りは、外から三の丸・二の丸・本丸とぐるぐる渦を描くように配置され、中心に近付くにつれて石垣が高くなるので、まるで巻貝みたいにも見えます。

お堀に沿って歩くと、立派な門が見えてきました。丸亀城の数少ない現存建造物であり、天守と両方の現存例はきわめて少ない、大手門です。

大手門とその背後にそびえる高石垣、そして天守丸亀城の見所を凝縮した写真です。

この大手門、もとは南方にあったとあります。つまり築城当時は大手と搦手が逆だったのでしょうか。

外側が大手二の門です。塀には狭間があります。

門をくぐると、女性が石垣を触り、もう一人がそれを撮影していました。

女性二人組がいた所にはこんな立札が。ハート……うーん、ハート? まあハートということで。

お城に行くたびに「見事な枡形」を連呼していますが、中でもこれは見事オブ見事、ほぼ完璧な枡形だと思います。L字の石垣と一の門・二の門が両方とも残ってまさしく枡の形をしているのは、これまで訪れた中ではここ丸亀城大阪城だけです。パーフェクトです。実に、実に美しいです。

内側が大手一の門です。重厚な櫓門です。

大手門をくぐり、まず右手方向に進みます。

 

すると、これまた立派な門が現れました。御殿表門です。

藩主居館の門だそうです。さすが藩主様、門からして豪勢です。これは御宅もさぞかしゴージャスだったことでしょう。居館は現存していないのが残念でなりません。

御殿表門に隣接して、番所長屋がありました。

御殿表門も番所長屋も、丸亀城の貴重な現存建造物です。

大手門方面へ引き返します。

大手一の門内部が無料公開されていました。

中はとても広く、写真などが展示してありました。太鼓も置いてました。

侵入してくる敵を狙い撃ち気分です。

とかやってるうちに天守の観覧時間に終わりが迫ってきたので、先に天守に向かいます。ええと、天守に行くには、まず見返り坂を上って……上っ…て……。

なんですかこの長く険しい坂は。体力ゴッソリ持っていかれたんですけど。

とかぼやいてる時間も惜しいので、とにかく坂を上り、石垣を上へ上へ、歩きます。

ぜえ、ぜえ……ど、どうやら間に合ったみたいです。本丸です。天守板札の説明があります。板札、見つかってるんですね。

天守です。コンパクトボディがキュートです。

さっそく中に入ります。一階です。

二階です。これまで訪れた天守と比べると、圧倒的狭さです。

ほう、大砲用の狭間らしいです。撃ち抜いて使用とはまたダイナミックな。まあ非常時しかそんなことしないでしょうけど。

燧梁です。強度を上げるための工夫のようです。

太鼓壁です。分厚くして防御力アップです。

もうひとつ階段を上ります。

最上階です。

天井板は無く、屋根裏が丸見えです。

最上階からの眺めです。手前の石垣は、おそらく長崎櫓跡でしょうか。

天守観覧が間に合ったので、ゆっくり外を見て回ります。

城内で最も高いエリア、本丸です。隅の柵で囲われた所にかつて櫓があったのでしょう。

石垣の高さを確認できます。

天守すぐ隣の櫓跡から天守と城下を望みます。といっても、天守、木でほとんど見えません。

かつて門があったであろう石垣の間を抜け、本丸を後にします。

続いて二の丸です。

二の丸は……なんもないなー、と通り過ぎ井戸を見るの忘れてましたショック! そういえば広場の真ん中に何か見えるけどたぶん休憩所だろうなーってスルーしたんでした……何やってんだろ。

それにしても石垣の高いことといったら。

虎口を抜け、二の丸を出ます。

次は三の丸です。

この時にはすっかり石垣を見るだけで気持ち良くなる変な人になっていたので、夢中で撮影しまくっています。もはや石垣フェチといっても良いかもしれません。

三の丸にはかつて延寿閣という建物があり、今はこの別館のみ残されているようです。

この高さ。この勾配。です。

月見櫓跡です。正面の山は讃岐富士の別名がある飯野山です。美しい山、素晴らしい景色です。

遠くにはゴールドタワーと瀬戸大橋が見えます。

東石垣は修理工事がされており、ぴかぴかでした。

見返り坂を下りる前に、二の丸石垣を左手に見ながら三の丸北側を歩きます。

石垣、この複雑に組み合わさった感じがたまりません。

石垣、直線的なのも良いです。

石垣、隅の櫓台とかにやっぱりときめいてしまいます。

下に見えるのは帯曲輪でしょうか。そういえば搦手口あたりには行きませんでした。しまったー。

石垣の森にそびえ立つ天守が、ここは丸亀城なのだと主張しています。

この三の丸石垣の高さですよ。上部に石樋が見えます。

長崎櫓跡です。修理工事の際に、調査が行われたようです。

東の修復石垣まで戻ってきました。

三の丸を下ります。

もはや言葉になりません。案内板が示す通り、これぞまさに、石垣の美、です。

石垣が少しはらんでいるように見える箇所がありました。心配です。

実際に崩落の危険があり、修理工事中の石垣もありました。

城内グラウンド跡を抜け、搦手方面に行きます。

搦手門跡です。

さらに東側へ歩きます。

丸亀城の石垣は四角く加工され整った石を積んであるものがほとんどですが、東側にはこのように自然のままの石を積み上げた石垣が一部残っていました。

内堀がこのように内側へ凹んでいるのも、何か用途があったのかもしれません。

 

記事の締めは、天守の写真です。

まずは近くから。この小さくシンプルな造形に、なんだか愛着がわきます。

少し離れた所から。このちょこんと乗ってる感じが、なんともいえず愛らしいです。

ラストは石碑と一緒に遠景で。

石垣の上に石垣、そのまた上にも石垣。幾層にも積み上がった石垣は圧倒的で、石垣の総高は日本一、まさに石垣の城です。現存天守にふたつの門が残る大手枡形、そして天高くそそり立つ高石垣と、見所満載です。が、欲を言えば、この見事な石垣全てに塀が、門が、櫓が立ち並んでいた築城当時の姿を見てみたかったものです。

素敵なお城でした。ありがとう。