岸和田城に行ってきました。
続日本100名城(No.161)に選ばれた、大阪府岸和田市にあるお城です。
※プライバシーに配慮し、一部写真を加工して掲載しています。あしからず。
南海蛸地蔵駅の近くに案内板がありました。
やがて、広い堀に浮かぶ石垣と、天守が見え、テンションが上がります。
堀をぐるっと回り込み、二の丸へ。
おや、お城の建造物かしらと近付いてみると、なんとトイレでした。「二の丸多聞」とあるので、かつては多聞櫓があったのかもしれません。
二の丸から道を隔てて、本丸を見ます。立派な門と、右手には多聞櫓と隅櫓、その奥には天守が復元されており、とても「お城感」が出ています。
千亀利城とは岸和田城の別名らしく、本丸と二の丸が機(はた)の「ちきり」に似ていることが由来だそうです。
本丸に続く土橋上から、本丸隅櫓を見ます。
本丸入口には、鉄板張りの重厚な櫓門が建っています。
門をくぐると、大釜が転がっています。酒造用とありますが、当時のものでしょうか。
門を越えた所には、狭間付きの塀があります。
塀の先には、天守があります。
大小の天守が連なり、大天守の破風には金の飾りがあり、ゴージャスです。
当時は、これよりさらに立派で大きな五重の天守が建っていたそうです。
天守前の庭は、昭和期に造られた「八陣の庭」というそうです。
天守内へ入ります。
記念撮影用のスペースでしょうか。殿様気分…というよりは、お雛様気分になりそう?
城郭再現模型です。本丸と二の丸は、現在もよく残っているようです。
天守最上階から、本丸・二の丸方向を見ます。今ははるか遠くに海が見えますが、当時はもっと近かったようです。
本丸石垣の下部には、犬走りが見えます。石垣の補強のために設けたという説があるようです。
現在の犬走りは、鳥たちの憩いの場になっているようです。
犬走りが続いている様子が分かります。
明らかに色の違う石垣が見えますが、修理した部分でしょうか。
本丸の南東には、階段が見えます。堀から本丸へ出入りするためのものでしょうか。
広いお堀に浮かぶお城は、現在の建造物が写り込むことなく、とても絵になります。石垣上には土塀がめぐり、お城が今なお現役であるかのように見せてくれます。
素敵なお城でした。ありがとう。