お城訪問

オッサンがお城を見てはしゃぐブログ

  • 2023/4/23 デザイン変更(テーマ「Minimalism」)
  • 2024/3/20「82.岡城」(2019/5/11訪問)の記事をアップ

10.名古屋城

名古屋城に行ってきました。

日本100名城(No.44)に選ばれた、愛知県名古屋市にあるお城です。

 

※プライバシーに配慮し、一部写真を加工して掲載しています。あしからず。

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 石碑に「元離宮」とあるとおり、明治期以降に離宮の時期があったようです。

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こちらが正門です。かつて建っていた榎多門が地震で倒壊後、江戸城から蓮池門が移築されたそうです。現在見える正門は戦災で焼失した蓮池門を復元したもので、もともと名古屋城に存在した榎多門の姿とは異なるようです。ややこしいですね。

 

正門からスタートしたように始めましたが、実は今回帰りに訪れたのが正門で、スタート地点は別のところです。

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改めて今回のスタート、地下鉄市役所駅です。出入口が高麗門風で素敵です。

ここから、二之丸を目指します。

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写真右が、二之丸石垣です。堀は水堀ではなく、空堀になっています。

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二之丸に入ります。石垣の間が、二之丸東二之門(東鉄門)跡です。

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二之丸北にある、南蛮たたき鉄砲狭間、だそうです。えらく低い塀ですが、当時はもっと高さがあったのでしょうか。

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埋御門跡、だそうです。埋門が何なのか、この時は全然分かっていません。

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石碑を松が抱いてるように見える、と言われれば本当にそう見えてしまう不思議。

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二之丸から隅櫓と、向こうにちらりと天守の頭が見えてきました。

 

本丸へ向かいます。

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本丸の東南隅櫓が間近に見えてきます。本丸の南面も、空堀です。

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天守の石垣普請は、加藤清正公が担当したそうです。ただでさえ重い石の上にこのようにして乗られたら、家来は内心「降りろよ…」とか思ってしまうかも?

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写真右が大手馬出の東面石垣…だと思います。ここも空堀

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本丸入口、表二之門まで来ましたが…このあたりでようやく、スケール感がおかしいと感じてきます。

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本丸石垣が、とても、長いです。なんだこの長さ。

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空堀の底には鹿がいました。もうわけがわかりません。

 

入口でそのメガスケールにビビりつつも、本丸へ入ります。

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本丸表一之門跡です。ここにはお城のスケールが体感できる本当に見事な枡形虎口が…あったんですが…ありませんね、写真。

 

大手馬出の先にある表門に対し、搦手馬出の先には東門があります。

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こちらが本丸東門の桝形です。枡形も巨大ですが、石垣にもなにやらとんでもなく巨大な石があります。

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清正石です。搦手枡形の担当は黒田長政公のはずなのに、知名度ゆえか清正石と名付けられた巨石。長政公がかわいそう?

それにしても巨石です。でかい。めちゃめちゃでかい。

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ペットボトルと大きさ比較。

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NINJAと大きさ比較。

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こちら本丸東二之門のあった場所に移築された、旧二之丸東二之門です。うーん、ややこしい。

 

いよいよ、復元された本丸御殿へ向かいます。

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これは…でかい!そしてキレイ!ぴっかぴかです。

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御殿の入口、車寄です。唐破風屋根がカッコイイ!

ただしここからは入れません。右手奥に、別の入口が用意されています。

 

それでは、中に入っていきます。

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金ピカな虎の絵に出迎えられます。ゴージャス!

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出来たばかりでどこもかしこもぴかぴかです。正式な謁見の場であったといわれる表書院・上段之間は部屋の作りも高くなった格天井もとびきり豪華。

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この時はまだ、全面公開されていませんでした。

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こちら対面所の上段之間もめっちゃゴージャスです。二重に折り上げられた黒漆塗の格天井がスゴイ。

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こちら下御膳所では料理の配膳などをしていたそうで、囲炉裏がありました。

たくさん撮影しているのは良いのですが、どれも構図がイマイチだし、説明とセットで撮っていないので後から見返した時にどこが何だか非常に分かりにくいですね…反省だらけです。

 

本丸御殿の次は、天守です。

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でか!でっっっっっか!!!

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なんでしょうかこのハイパーメガトンジャンボスケールは。これまで見てきたお城と規模が違いすぎてクラクラします。

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メガ天守…じゃなくて大天守には、こちらの小天守から入ります。小天守がすでに大天守なんですけど。

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天守から、橋台を渡って大天守に入ります。橋台から見上げる大天守の迫力がまたすごい!

天守内部には、様々な展示品がありました。

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さっそく金鯱がお出迎え。井戸もあります。

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城郭模型です。本丸御殿が復元されたことで、本丸内はかなり当時の姿に近付いたように思います。

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名古屋城も、空襲で失われた天守のひとつです。炎上する写真に、胸が痛みます。

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焼失を免れた、本丸御殿の障壁画です。よくぞ、残っていてくれました。

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まるまるした虎の絵がなんともユーモラス。

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色んな兜があるもんですね。鯱はとっても名古屋っぽい。

銅に文字が刻まれているのも、インパクト大、です。

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女乗物はゴージャス、男乗物は質素、だったそうです。

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祝膳の復元。今見ても豪華です。

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展示品の写真は多いのに、城郭の写真が少ないんですよね…。

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天守の中央にはこのように螺旋状の階段がありました。ぐるぐる。

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天守最上階からの眺望です。本丸御殿のぴかぴか感が目立ちます。

 

天守を下ります。

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本丸の北にある不明門です。ここから本丸を出ます。

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不明門は、天守とはこういう位置関係です。

 

不明門から本丸を出たところが、御深井丸です。

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御深井丸に展示されている石棺式石室です。何故、名古屋城島根県産古墳の石室があるのでしょうか…まさか転用石だったなんてことはないですよね。

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こちらは御深井丸の西北隅櫓で、全国的にも貴重な現存三重櫓です。

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石垣の刻名は、見逃しました…というか、まさか見えるなんて思ってもみなかった。

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天守台石垣の美しさに吸い込まれそうになります。

石垣の写真がまだまだ少ないことには不満でいっぱいですが。

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大小天守間の橋台をよく見ると…。

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剣塀です。NINJAもこれで撃退?

 

締めは、天守です。

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GW以降天守内に入れなくなると聞き、慌てて駆け付けたこの度の訪問でしたが、名古屋城という破格の城郭を堪能できました。

空襲で焼失する前の姿に木造復元された天守…見てみたい!というのが、正直なところです。

 

素敵なお城でした。ありがとう。